近くにいても離れていても|杜のサンガ

2018年2月6日

近くにいても離れていても

杜のサンガ@Yukiです。

杜のサンガで一緒にプラクティスをしていたI.K.さんから、
嬉しいお便りをいただきました。

お便りの言葉がとても詩的で美しくて、
ゆったり過ごした夏の時間が思い出されたり、
新しい土地で豊かな時間を過ごされていることが伝わって、
何度も読み返しちゃいました。

いただいたお便りをブログでご紹介させてください~!という
無理なお願いにも関わらず、快くご了承くださいましたので、
皆さんにシェアさせていただきますね。

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 ご無沙汰していますが、お元気ですか。
 毎月杜のサンガの案内をありがとうございます。

 実は、先週東京に引っ越しました。
 色々なことが急に決まり、
 慌ただしく仙台を後にすることになったため、
 事前にお知らせできず、申し訳ありませんでした。

 2回のみの参加でしたが、平和な沈黙の中食べたお弁当が
 格別に美味しく感じられたこと、
 公園での瞑想が天国にいるように心地よかったこと、
 歩く瞑想がとても楽しかったことなど、
 心に残る想い出ばかりです。

 いつも穏やかに、そして親切に色々教えてくださったこと、
 感謝しています。
 どうもありがとうございました。

 こちらでの生活が落ち着いたら、
 東京のサンガの活動など、調べてみようかと思います。
 東京も昨日は大雪で、足がズボっと埋まるくらい積もりました。
 今朝は、一面の銀世界を犬の散歩。
 雪は好きな犬なのですが、あまりに深くて歩きづらそうでした。
 それでも私は楽しくて、雪化粧した近所の公園に見とれていました。

 仙台の寒さに慣れていたので、雪が降ろうとも東京は暖かく感じます。
 仙台は、暮らしやすい街でした。
 光のページェント、広瀬川、水の森公園、佐市のおはぎ、
 秋保温泉、せり鍋、犬仲間など。
 素敵な想い出ができました。

 そちらも冬本番ですが、どうぞお身体に気をつけてください。
 
 (2018.1.23 I.K.さまより)

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仙台を離れてしまわれたことには、寂しい思いもあります。
けれど、私たちはインター・ビーイング、相互存在です。
プラクティスを共有した仲間であれば、より一層、
お互いの中にしっかりと存在しています。

『No coming, No going』の詩は、
タイ(ティク・ナット・ハン禅師)によるガーター(偈)です。
プラムビレッジの歌う瞑想でよく歌われる、
私の好きな歌の一つです。

Impermanenceをリラックスして受け止めることができる、
素適な詩だなあと思います。

人の世にはたくさんの出会いと別れがあります。

物理的なものであれ、精神的なものであれ、
親しいものや愛するものと離れようとする時、
愛するがゆえの離れがたさが執着となって
苦しみを生むことがありますが、

このガーターを思い起こすことで、
寂しい、あるいは悲しい気持ちを抱き締めながら、
執着を手放してよいとわかります。
存在に対する感謝の想いが深まります。

近くにいても、離れていても、
私たちは一つの河。
ともに流れている大きな河です。
そのことを信頼して、歌で、
送り出しましょう♪

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『No Coming, No Going』 
 No coming,  no going
 No after,  no before 
 I hold you close to me
 I release you to be so free 
 Because I am in you
 And you are in me 
 Because I am in you
 And you are in me
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Joyful Harmony,
Yuki

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