7月2日(日)はマインドフルネス瞑想の実践グループ『仙台 杜のサンガ』を立ち上げてから初めての、全国共通プラクティスの日でした。直前の6月25日にはNHKのこころの時代が放映され、「マインドフルネスの日」が仙台で開催されるとなり、なんなのこれは!と、来るべくしていらした方々が集まりました。
午前中は、ワシントンからのアン・フーンさん&トゥさんご夫妻のインターネットライブ法話に参加しました。日本全国から老舗サンガ、先輩サンガはもちろん、私たち仙台サンガや、札幌、横須賀、宮崎、熊本など、新しいサンガやグループ、お一人で加わった方もいらして、ディスプレイがとてもにぎやかになりました。
たくさんの方のお顔が見えて Joyfully Together。
東北仲間の青森のあきおさんもいらっしゃいましたよ~(^o^)/おーい
ライブ法話では、まず Deep Relaxationからスタートです。アン・フーンさんによれば、新しく参加された方も緊張がほぐれて、法話のエッセンスを受け取りやすくなるそうです。いくら自由に、楽にしていいですよ、って口頭で言われたって、どのようにふるまっていいのか緊張しちゃいますよね。
初めて杜のサンガに参加された方も、全員一緒にまずはゴロン。えー寝ていいの~?
トゥさんのリードに導かれ、会場の床に体が沈みこむように、包まれていきます。座布団に溶けて、一体化~
くつろいだ呼吸に戻って
手のひらの暖かさを感じ
頭の緊張がほどけて
終了の鐘の音が招かれた時には、それぞれにリラックス。
その後の法話では、痛みや苦しみを消さなくちゃ!と考えてエネルギーを消耗してしまいがちですが、苦しみがそこにあったままだとしても、私たちは自分の呼吸に立ち返り、青空の広がりや花の美しさ、雨の慈しみを感じることができる。私たちを養うこれらの栄養について知り、そのような時間を増やしましょう--。
はぁい。リラックスした心と身体で受け取ります。
メモを取る方も。
ライブ中継が終わった後は、各サンガそれぞれのプラクティスの時間になります。杜のサンガでは車座になって昼食を広げ、食べる瞑想を行いました。
「こんなの初めて。。。いつもは5分で食べ終わってる」いつもの5分は20分になり、普段どれだけ急いで詰め込んでいるか、新鮮な体験だったとのことです。
そしてお茶の瞑想、シェアリング(分かち合い)の時間をもちました。
Deep Relaxationや食べる瞑想、法話を聞いて思ったこと、日常における困難な経験など、自分自身の体験について話し、聞く方は non-judgementで深く聴く実践を行いました。皆さん、しっかりと自分の呼吸に戻っていて、おだやかな時間を持つことができました。
この日の最後は、近くの自然豊かな長命館公園での Walking Meditation。
夕方になって日差しも和らぎ、爽やかな風が吹いていました。昨日までの雨が木々を潤していて、一歩ごとその緑を吸い込むように味わいました。
「今日、参加してよかった」
参加してくださった方からの嬉しい言葉です。このような瞑想会に参加することも、サンガをつくるプラクティスの一つなんだなあと学びました。集ったメンバーでつくる場というものは、特別です。マインドフルネスは集合的なエネルギーとなる時、さらに大きな癒しと平和を私たちにもたらします。
『ひとりのマインドフルネスでは弱すぎる、サンガのエネルギーに助けてもらいなさい』これはティク・ナット・ハン禅師の言葉。
サンガには、もともと「隠れ家・避難所」という意味があるそうです。いつでも帰ることのできる、安全で安心な本当の家のような場所。どのようなあり方でも受け容れてもらえるゆりかごのような場所。
一人ひとりが充実してプラクティスし、周りの人を支えていくためには、このようなコミュニティが必ず助けになります。サンガとして実践を重ねることで、コミュニティ自体も育っていきます。
一日の終わりに、サンガって生き物なんだわ、とあらためて実感。
これからも、ともに、サンガを育てていこう♪と誓うのでした。
●来月以降、年内の「全国共通プラクティスの日」の予定は次の通りです。
8月13日(日)
9月10日(日)
10月8日(日)
11月5日(日)
12月3日(日)
Joyful Harmony,
Yuki